輸出前貸金融
chu1kou3dai4kuan3
約定品の製造、集荷に必要な資金を輸出者に融通する制度である。昔は貿易金融と俗称され種々の優遇措置が講じられた制度金融があったが、諸外国の反発もあって昭和47年に廃止になった。現在はこれに代わって輸出前貸関係準商業手形制度が設けられている。これは6ヵ月以内の必要最短期間について、手形貸付の方法で金融機関が、商社もしくはメーカーに貸した資金に対し、日銀がその前貸手形について商業手形に準じた担保貸付の適用を行なう制度である。
プラント類の長期金融については、日本輸出入銀行と市中銀行の協調融資をうけることになる。