quantity terms
数量条件


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 売買契約を構成する数量についての基本的な取決めをいう。

 取引の数量基準
 貿易取引に使用される数量の単位は、商品の性質や慣習から種々のものがあるが、主要なものとしては、重量、容積、個数、包装、長さ、面積などがある。このうち、重量はポンド、キログラム、トンなどによって計算されるが、トンについては重量トンと容積トンとがある。重量トンにはさらに3つの種類がある。重トン(Long Ton=English ton=Gross ton, 2,240ポンド)、軽トン(Shrt ton=American Ton=Net ton, 2,000ポンド)、メートル・トン(Metric Ton 約2,204ポンド)、がそれである。したがって、トンを数量単位として取引するばあいには、これらの3種類のうちの、どのトンを用いるかを明示しなければならない。

 数量決定の時点
 重量を取引単位とするバラ荷の大量貨物のばあいには、船積み時に正確な看貫がむずかしかったり、また海上輸送中の温度、湿度の変化によって、積荷の重量に増減が生ずる可能性も多い。そこで、契約数量は、船積みしたときの数量をもって最終とする船積み数量条件か、あるいは陸揚げ時の数量を最終とする陸揚げ数量条件かを取決めておく必要があり、いずれのばあいも査定機関、公認検量業者の証明を必要とする。
 過不足認容条件(More or Less Terms)
 正確に契約上の数量を引き渡すことが困難な貨物のばあいには、若干の過不足が認められなくてはならない。

 最小引受可能数量(Minimum Quantity Acceptable)
 注文数量が極端に少量のばあいには、生産の能率があがらないばかりか、最低運賃率に抵触して、思わぬ損失をうける危険がある。そこで、1回の注文数量の最低限を明示しておく必要がある。