barter trade
バーター貿易


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 原則的には物々交換を意味し、貨幣を媒介せずに直接、物と物とを交換する取引をいう。しかし今日では、そのような原始的な物々交換は貿易取引ではみられず、貨幣を媒介させ、しかも正貨の国際移動を行なわず、結果として、物々交換と同じ効果をもつような取引をいう。これには、3つのばあいがある。その1つは、二国間の輸出入額を一定期間、完全に均衡させ、貸借の差額が生じないように協定して行なう取引方法で、かつての二国間清算勘定がこれに属する。第2は、個人バーターともいわれる求償貿易(Compensation Trade)で、輸出者が輸出した金額に対して当該輸入者から同額の商品を輸入する方法である。第3は、Buy Back方式で、最近のプラント輸出に多くみられる。  発展途上国は、輸入製品の決済に必要な、外貨が不足しているので、今後ともこうしたバーター貿易方式の増加が考えられる。